2004年03月19日
PVCの出荷、2月も前年同月比101%と着実な伸び
輸出の縮小を国内の硬質用の拡大がカバー
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:塩ビ工業・環境協会

 塩ビ工業・環境協会(VEC)は19日、PVC(塩ビ樹脂)とVCM(塩ビモノマー)の2月の生産・出荷実績を明らかにした。それによると、PVCもVCMも総出荷数量が1月に続いて前年同月の実績を上回っている。
 PVCの場合は、輸出が前年同月比96.3%と5ヶ月振りに前年同月を割り込んだが、国内の硬質用が同110.3%と好調であったため、トータルでは同101.0%となった。ただし、同じ国内の軟質用と電線その他はそれぞれ同98.6%、同90.7%と不調であった。
 一方のVCMは、国内のPVC用が同103.2%、その他用が同117.0%、輸出が110.2%といずれも順調な伸びを遂げ、この結果、総出荷量も同104.7%という最近ではめずらしい高率成長となった。
 また生産も出荷の好調に支えられて順調で、PVCが同102.7%、VCMが同102.9%とこれも1月に続いての前年同月超えになった。

ニュースリリース参照
●塩ビモノマー
http://www.chem-t.com/fax/images/0319monomer.xls

●塩ビ樹脂
http://www.chem-t.com/fax/images/0319vec.xls