2004年03月22日
住環境改革フォーラムの省エネ提案を長野県が評価
PVCサッシ普及委員会等で具体策の推進に協力
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:塩ビ工業・環境協会

 塩ビ工業・環境協会(VEC)が運営の中心的役割も果たしている「住環境改革フォーラム」が長野県の省エネ対策公募に応じて示した「窓から始まる住まいの省エネ」と題する提案が長野県で高く評価され、県によって実現が図られる見通しが出てきた。
 
 長野県が公募したのは、同県が「地球温暖化防止県民計画」を推進していくに必要な諸施策に関する一般からの提案。公募テーマは(1)企業参加による温暖化防止技術提案と施設整備の募集(2)県庁舎への太陽光発電施設設置の提案(3)地球温暖化対策のアクションプランの募集(4)地球温暖化防止条例への意見募集(5)地球温暖化防止活動推進員の募集(6)身近な温暖化の兆候の募集--の6点であった。
 住環境改革フォーラムが応募した対象テーマは、このうちの(3)の「地球温暖化対策のアクションプラン」。このテーマに対しては60件を超える提案が寄せられたが、同県では、同フォーラムが提案した「窓から始める住まいの省エネ」を“長野県が実現に向けて積極的に取り組む提案”であることを意味する「A分類」の一つに選んだ。
 提案の内容は「窓の断熱化が家庭で取り組む省エネ・地球温暖化防止対策として極めて有効なので、公共建築物の窓の断熱化、建築専門家を中核とする地域協議会の設置、長野県型省エネ住宅の認定制度の創設、同住宅の利子補給制度の創設、エコクーポンなど地域通貨の利用による地域環境活動助成制度の創設--などの家庭省エネ化施策を推進すべき」というもの。
 今後塩ビ業界では、「樹脂サッシ普及促進委員会」などがを中心となって長野県当局の具体策の推進に協力していくようにしたい考え。