2004年03月24日
三井化学、中国・華南地区に「PP自動車材」新会社
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三井化学

 三井化学は23日、中国におけるポリプロピレン(PP)自動車材事業を強化するため、新たに華南地区に製造、販売、技術サービスを目的とした新会社を設立すると発表した。今年5月、広東省中山市に同社100%出資の「三井化学複合塑料(中山)有限公司」(仮称)を設立、2005年春の操業開始をめどに年産1万5,000トン設備を建設する。
 
 経済成長が続く中国では、このところ自動車の生産台数も急速に増大し、2002年の325万台から2003年には439万台と、世界第4位の地位を占めようとしている。とくに華南地区には日系自動車メーカーが多く進出しており、今後もPP自動車材の需要は大幅増加する見通しにある。
 
 三井化学は現在、上海に「上海三井複合塑料有限公司」をもち、年産能力2万4,000トンのPP自動車材工場を操業中だが、新たに華南地区に生産拠点を構築し、両工場を一体運営していくことで、供給の安定とコスト競争力の強化を図る。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/0324mitsui.pdf