2004年03月24日 |
カーボンブラックの出荷、2月は前年同月の5.6%増と好調 |
タイヤの国内販売の回復を反映して3ヶ月連続の前年超え |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:カーボンブラック協会 |
カーボンブラック協会が24日に集計したところによると、カーボンブラックの2月の出荷数量は6万6,334tとなった。前年同月の実績を5.6%上回っている。昨年9月から11月までは3ヶ月連続して前年同月を下回ったが、そのあとはこの2月で逆に3ヶ月連続の前年同月超えとなった。 同協会では、主力用途分野のタイヤの2月の生産が国内販売の回復に伴って前年同月を5%強上回ったのが主因と分析している。 これに伴う2月の生産量は6万4,106tとなった。前年同月を2.6%上回っている。2ヶ月連続の前年同月超えである。 この結果、月末の在庫率は75%という低水準に縮小した。ゴム用は66%と特に低い。需給バランスはかなりタイトになってきたと言える。 カーボンブラックの2月の品種別出荷実績は以下の通り。単位はトン。右は1月との合計。 《ゴム用ファーネス》 ▽ISAF=14,099 27,518 ▽HAF =26,555 50,688 ▽FEF =11,976 22,810 ▽GPF = 6,651 12,785 ▽SRF = 2,821 5,460 ▽FT = 616 1,156 合計 =62,718(106.2%) 120,417(104.3%) 《非ゴム用その他》 3,616( 95.3%) 7,201( 95.5%) 総合計 66,334(105.6%) 127,618(103.8%) |