2004年03月25日 |
東南アジアのオレフィン相場、なお高水準が続く |
極東向けは中国の樹脂の買い控えで若干軟化 |
【カテゴリー】:市況 【関連企業・団体】:なし |
オレフィンのアジア市況は引き続き高値で推移している。エチレンセンター筋の調べでは、先週末の平均CFR価格はエチレンがトン当たり790ドル、プロピレンが同715ドルとなっている。ただし、大手商社によるとこの1〜2週間はともエチレンもプロピレンもともにわずかながら弱含みとなっている。中でも、極東地域の相場にその傾向が強い。 直近の極東地域の相場は、エチレンが780ドル、プロピレンが700ドルとなっている。東南アジア地域の市況に比べると、エチレンは20ドル、プロピレンは30ドル安い。これは、中国のポリオレフィンのユーザーの買い控えによって極東のポリオレフィンのスポット相場が若干下がってきたことが影響してのものと見られる。 今後の行方は、極東地区のポリオレフィンメーカーと大手商社が中国のポリオレフィンユーザーとの4月の商談で値下げ圧力を押し返せるかどうかにかかっている。 |