2004年04月01日
三菱化学、南アのアクリル酸合弁会社が製品出荷開始
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三菱化学

 三菱化学は1日、サソールリミティッド(本社:南アフリカ共和国・ヨハネスブルグ、ピーター・コックス社長)と合弁のアクリル酸及びアクリル酸エステル会社2社が、計画どおり商業運転をスタートし、4月から製品出荷を開始すると発表した。

 合弁会社のサソール・ダイヤ・アクリレーツ南アフリカ社がサソールブルグに建設したプラントは、単一反応炉で8万トン/年の製造能力を持つアクリル酸プラントと、そのアクリル酸を原料に、アクリル酸ブチル、アクリル酸エステル、精製アクリル酸あわせて12万5千トン/年を製造するプラント群からなっている。
 
 同12万5千トンのうち10万トン超は南アフリカからアジア、ヨーロッパ、アメリカなど世界各国に輸出する予定で、今月ダーバン港から製品輸出を開始する。マーケティングは、サソール・ダイヤ・アクリレーツ社が担当する。すでにプラントサイトには出荷設備を設置、アメリカ、東アジア市場でのストックポイントを確保している。

【サソール・ダイヤ・アクリレーツ社】
(1)設立   :平成15年9月30日
(2)本社   :南アフリカ共和国
(3)社長   :木村 武司 (きむら・たけし)三菱化学社から派遣
(4)出資比率 :三菱化学社:50% サソール社:50%
(5)事業内容 :アクリル酸及びアクリル酸エステルの販売、投資等の事業管理
(6)売上高  :130百万USドル(143億円)
(7)従業員  :6名(三菱化学からの出向者数は2人)

【サソール・ダイヤ・アクリレーツ南アフリカ社】
(1)設立   :平成15年9月30日
(2)本社   :南アフリカ共和国
(3)社長   :モロシセボカ
(4)出資比率 :サソール・ダイヤ・アクリレーツ社:50% サソール社:50%
(5)事業内容 :アクリル酸及びアクリル酸エステルの製造
(6)設備能力 :アクリル酸:年産8万トン◇アクリル酸ブチル:同8万トン◇アクリル酸エチル:同3.5万トン◇精製アクリル酸:同1万トン
(7)立地   :サソール社サソールブルグ工場敷地内
(8)着工   :平成13年11月
(9)完成予定 :平成15年12月
(10)従業員 :2名(三菱化学からの出向者数は1人)

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/0401mitsubishi.doc