2004年04月01日 |
新日鐵化学とエア・ウォーター、タール・工業ガス事業共同化 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:新日鐵化学 |
新日鐵化学、エア・ウォーター、エア・ウォーター・ケミカルの3社は1日、「タール事業」と「工業ガス販売事業」の2つの事業で共同会社を設立し、運営していくことで基本合意したと発表した。 新日化は新日鐵グループのコークス製造過程で得られるコールタール、エア・ウォーターは住友金属工業のコールタールを原料として、両社それぞれに「石炭化学製品」事業を展開してきた。タールの蒸留能力は新日化が年産55万トン、エア・ウォター35万トンで、事業統合後の能力は年産90万トンとなり国内では最大、世界的にも英・コッパ—ス社、独・VFTに次いで第3位の規模となる。今後は設備の統廃合・集約化や、製品の高付加価値化を急ぎ、激化する国際競争に備えて事業基盤強化を図る。 工業ガスは、新日化が運営しているプラントや生産プロセスの一部が、親会社の新日鐵と一体となっていて分離できないため、販売部門のみの共同事業化となる。 2つの統合会社の社名や資本金、役員などは未定。タール事業会社は10月1日に設立。資本構成は新日化65%、エア・ウォーター35%となる。一方、工業ガス販売会社は7月1日の設立で、資本構成はエアウォーター65%、新日化35%とすることが決った。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/0401nscc2.doc |