2004年04月01日
バイエルとライオンデル合弁のPO/SM工場竣工
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:住友化学、日本オキシラン、バイエル、ライオン

 バイエルとライオンデルが折半出資でロッテルダム近郊に建設していたPO/SM併産プラントが竣工し、3月19日に竣工式を行った。ライオンデル技術によるもので、能力はPOが年産28万5,000トン、SM同63万5,000トン。

 ライオンデルは1999年、バイエルに全世界のポリオール事業を売却するとともに、テキサスにあるPO/SM、PO/TBA事業の36%を譲渡した(操業はライオンデル)が、その条件の1つがこの共同プラント建設だった。

 ライオンデルはこのほか、日本に住友化学とJVの日本オキシラン(PO/SM)、フランスにPO/MTBEプラント、オランダにPO/TBAプラントをもつ。

 バイエルにとっては、ポリウレタンとABS樹脂の原料を確保する意味をもっている。