2004年04月02日
ナフサの3月のC&F/ジャパン価格、前月の5%高
前年同月に対しても8%高と反騰
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンター筋の調べによると、ナフサの国際スポット相場のうちのC&F/ジャパン(日本の商社や石油化学企業などが国際トレーダーや産油国などにオファーするなり契約するなりした価格)の3月の平均はトン当たり346ドル強となった模様。
 
 2月の平均は331ドル弱であったので、上昇率はおよそ5%ということになる。前年同月の平均に対しては約8%のアップとなる。
 
 わが国の石油化学企業が実際に入手するナフサの65〜70%は産油国や商社とのコントラクトもので占められており、うち産油国との契約ものにはスポット価格にプレミアムが上乗せされている。このため、3月の実際の入手価格の平均は356ドル前後になったのではないかと見る向きがセンター筋には多い。為替を1ドル=106円と仮定した場合の4〜5月着の輸入CIF価格はキロリットル当たり2万6,400円ていど、国産ナフサ価格は2万8,400円前後となる。