2004年04月06日
BASFの光輝性偏光顔料、資生堂が化粧品容器に採用
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:BASF

独・BASFは6日、同社の光輝性偏光顔料バリオクロム・マジックレッドが資生堂のスキンケア製品「ビューティーボルテージ」シリーズの容器外装色に採用されたと発表した。同製品が化粧品の容器外装色として採用されたのは初めて。

 BASFでは、資生堂や同社のパッケージ・メーカーと共同で容器のコンセプトの立上げから携わってきた。BASFの「バリオクロム・マジックレッドK 4411」は、資生堂が求めるユニークな色彩効果が表現でき、高い耐熱性、耐薬品性等の加工安定性、及び食品医薬品局(FDA)に認可されている安全性が評価され、今回の採用となった。

 「バリオクロム」は、見る角度によって色味が変化する、複層コートのフレーク状無機顔料で、従来の着色顔料と組み合わせて、様々な色彩効果を生み出すことができる。コア材にアルミまたは板状酸化鉄を用いることによって、輝度が高く、偏光性の強い製品となり、角度によって色味が変化する。
 
 FDAに認可されているため、安全な色材として食品包装用途にも使用できる。現在、主に雑貨、合皮等に使用されるプラスチックや自動車用塗料に採用されている。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/0406basf.pdf