2004年04月06日
旭硝子、PDP用ガラス基板の製造能力を倍増
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:旭硝子

 旭硝子は6日、需要拡大が続くPDP(プラズマ・ディスプレイ・パネル)用ガラス基板の製造能力増強を決めたと発表した。愛知工場の自動車用ガラス製造窯をPDP用に転換して、生産能力を拡大するとともに、約80億円を投じて、韓国・韓旭テクノグラス社(旭硝子70%出資)の加工設備を今年末までに大幅増強する。
 
 同社は現在、関西工場でPDP用ガラス基板を生産し、同工場、京浜工場、旭硝子ファインテクノ社(米沢市)、韓旭テクノグラス社で切断、ITO成膜などの加工を行っている。
 
 愛知工場でのPDP用ガラス基板の生産開始は今年5月ごろの予定。関西工場・愛知工場の製造窯2基がフル稼働した場合、製造能力は現在の約2倍となる。