2004年04月07日 |
経産省「油中のPCB・簡易測定技術」募集開始 |
【カテゴリー】:環境/安全 【関連企業・団体】:環境省、経済産業省 |
経産省は7日、財団法人・産業廃棄物処理事業振興財団が「油中のポリ塩化ビフェニル(PBC)」を簡易に測定できる技術の公募を開始したと発表した。 昨年秋に同省と環境省が合同で実施した低濃度PCBに関する全国調査で、本来PCBを使用していないはずの変圧器等の電気絶縁油から微量のPCBが検出され、日本電機工業会がその原因を調査したが究明にいたらなかったため、さらに原因究明と対策検討を図ることにしたもの。 両省では「低濃度PCB汚染物質対策検討委員会」を設置するとともに、今後、低濃度PCB汚染重電機器の特定や、より簡易なPCB測定方法の開発を急ぐことにした。測定方法については「測定法ワーキンググループ」を設け、測定方法だけでなく、各種データの収集・整理も行いたいとしている。 「PCB簡易測定技術」の募集期間は5月10日まで。「すでに実用化されているか、実用化が見込まれている技術であること、現行の測定法に比べて分析時間が短く、費用も安価であること」などが条件となっている。 問い合わせ先は、経済産業省産業技術環境局・環境指導室(Tel:03-3501-4665) |