2004年04月08日 |
米国でもPVCの価格改善が進む |
4月はポンド42〜44セントに |
【カテゴリー】:市況 【関連企業・団体】:三井物産 |
日本やアジア各国にとどまらず米国でも塩ビ樹脂(PVC)の価格修正が順調に進んでおり、4月の同国内価格はさらに底上げされる見通しとなってきた。 三井物産など大手商社によると、同国内価格は1月以降の数度の値上げで3月の取り引き価格はポンド当たり40〜42セントまで引き上げられている。しかしPVC各社は、原料の高騰に対応するため4月にさらに2セントの値上げを実施する構えにある。 需要は、住宅着工件数が順調に伸びていることが大きな支えとなってパイプ用を中心に引き続き好調。このため多くのPVCメーカーがフル稼働を続けている模様。市中在庫も極めて低いレベルにあり、したがって4月の値上げも比較的スムースに市場に受け入れられるのではないかと見られている。 |