2004年04月13日 |
PPフィルム連合会が中国に調査団を派遣 |
大幅増設の実態や市場の動向等を把握へ |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:東セロ、東洋紡、日本ポリプロ、日本ポリプロピレンフィルム工業連合会 |
日本ポリプロピレンフィルム工業連合会は14日、中国に調査団を派遣する。東セロ、東洋紡、二村化学など同連合会加盟の延伸PPフィルムメーカーと無延伸フィルムメーカーの営業あるいは開発部門の担当者合計18人でチームを編成、17日までの4日間にわたり上海、杭州、無錫の各地を訪問する。 訪問先は、大手のPPフィルムメーカーやコンバータのほか、主力ユーザーである食品メーカーやスーパー・百貨店など。 同連合会のようなプラスチック加工業界団体が、中国の加工企業や量販店を訪問するのは極めてめずらしいケース。中国では、この2年余りの間にOPPの大増設が進められている。02年の総設備能力は約70万tであったが、昨年末には130万tに拡大、さらに現在も新・増設が活発に進行中。今年末にはそう設備能力が170万tになるとの見方が有力となっている。 同連合会では、現在の中国からの同フィルムの輸入量は極めて少量にとどまっているが、中・長期観点に立てば、隣国におけるこうした事態は軽視すべきでないと判断、需給の実態と当面の見通しを現地で調査することにしたもの。 |