2004年04月20日
タカラバイオ、レジオネラ属菌の「検出キット」開発
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:タカラバイオ

 タカラバイオは20日、自社開発した等温遺伝子増幅法(ICAN法)と、サイクリングプローブ法を採用した、リアルタイムPCR法を用いてレジオネラ属菌およびレジオネラニューモフィラ菌を迅速・簡便に検出できるキットを開発、今月26日から発売すると発表した。
  
 レジオネラ属菌は好気性の菌で、肺炎を引き起こしやすいことで知られている。土壌や淡水に生息し冷却塔水、循環式浴槽水、温泉などを汚染するが、この被害を最小に抑えるためには温泉水などのモニターが必要。
 
 タカラバイオでは、財団法人・かごしま産業支援センターの協力で同県内15ヵ所の温泉からサンプル採取しテストした結果、検出キットとして優れた評価結果を得た。同社ではこれらの成果を5月26日から開催される日本防菌防黴学会で発表する予定。