2004年04月21日 |
昭和電工、生産システム改革に新組織「SPS」設置 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:昭和電工 |
昭和電工(大橋光夫社長)は21日、各事業所や関係会社で個別に実施していた「生産システム改革活動」をグループ全体の運動として推進するため、16日付けで「SPS」(昭和電工生産システム)改革推進室を設置したと発表した。 同社は、QC活動等の改善活動にはこれまでも積極的に取り組み、1951年の第1回デミング賞受賞をはじめ、わが国の先駆的な企業として実績をあげてきた。これらの改善活動のより一層の高度化をめざして1997年9月からは大分コンビナートを皮切りに、TPM活動を中心とした生産システム改革活動を事業所ごとに導入してきた。 これらの活動は当初、製造部門を中心にスタートし、現在は設備故障・事故の削減、クレーム削減、コストダウン等に大きな成果が表れている。各事業所での97年以降のTPM等の導入によるコストダウン額は累計で約250億円にのぼっている。 同社では今回、これらの生産システム改革活動を「SPS改革活動」と総称。全社的に展開いていくことにした。これまでの事業所単位でのロスを削減するため、事業所・関係会社間の連携強化を図り、現在推進中の中期経営計画「プロジェクト・スプラウト」達成に活かす。 具体的には、これまで製造部門が中心だった改革活動の領域を、営業部門やSCM(サプライ・チェーン・マネージメント)部門にまで広げ、事業全体の視点から問題点の共有化を図る。これにより、受発注、生産計画、製造、マーケティング間等の最適化や、サプライチェーン全体での最適化を目指す。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/0421sdk.doc |