2004年04月22日 |
昭和電工と東京ガスケミカル「工業ガス販売統合会社」設立 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:昭和電工 |
東京ガスの子会社 東京ガスケミカル(東京都新宿区、植村 家顯社長、以下TGC)と昭和電工(SDK)の両社は22日、酸素・窒素(セパレートガス)、および水素ガス等を中心とした工業ガスの販売統合新会社「TG昭和株式会社」を設立し、本年7月から営業開始することで合意したと発表した。 新会社は、関東地区ではセパレートガスで第2位、水素ガスで第1位の販売シェアーをもつ、大型工業ガス販売会社となる。 TGCとSDKはすでに共同で、セパレートガスの生産を目的とした東京液化酸素(横浜市磯子区、生産能力20千m3/Hr)と、東京酸素窒素(千葉県袖ヶ浦市、生産能力35千m3/Hr)をもち、東京ガスのLNG冷熱を利用して、高いエネルギー効率のもとに、大規模生産を行っている。 水素ガス事業では、関東地区トップシェアーのSDKと、LNG改質による水素ガスオンサイト供給技術をもつTGCの販売統合により事業基盤が強化されることになるが、今後はとくに燃料電池など水素エネルギー分野で補完関係の構築が可能となる。 新会社は、関東地区に3支社(東京、横浜、宇都宮)、西日本に1支社(名古屋)を設け、きめ細かな営業活動と、製品の安定供給体制を確立していく方針。2005年度190億円の売上高を見込んでいる。 【新会社の概要】 (1)社名: TG昭和株式会社 (2)営業開始日: 2004年7月1日(予定) (3)本社: 東京都内(予定) (4)資本金: 4億円 (5)出資比率: TGC 50%、SDK 50% (6)代表者: 植村 家顯 (東京ガスケミカル代表取締役社長) (7)役員数: 6名(両社から3名ずつ、社長はTGCが選任) (8)従業員数: 約80名(予定) (9)営業拠点: 東京支社;東京都内 ◇ 西関東支社;横浜市(営業所:甲府、静岡)◇北関東支社;宇都宮市(営業所:郡山)◇西日本支社;名古屋市(営業所:名古屋、大阪、富山、大分=以上予定) <東京ガスケミカル> (1)設立: 1973年10月 (2)本社: 東京都新宿区西新宿3-7-1 (3)資本金: 10億円 (4)出資比率: 東京ガス:82.3%、ティージー・エンタープライズ:17.7% (5)代表者: 代表取締役社長 植村 家顯 (6)事業内容: 工業ガス販売、化成品販売、各種機器・工事・エンジニアリング等 (7)売上規模: 203億円 (2003年3月期) (8)従業員数: 146名 (2003年3月末) ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=2056 |