2004年04月23日 |
PPフィルムの出荷、3月は2品種とも前年同月超え |
1〜3月期トータルも小幅ながら前年を上回る |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:日本ポリプロ、日本ポリプロピレンフィルム工業連合会 |
日本ポリプロピレンフィルム工業連合会が集計したところにとると、同フィルムの3月の出荷数量はOPP(PP延伸フィルム)もCPP(PP無延伸フィルム)も前年同月の実績を上回った。両品種揃っての前年同月超えは昨年12月いらい4ヶ月振りのこと。 3月のOPPの出荷数量は2万3,390tで、前年同月を3.1%上回った。消費の圧倒的多数を占める食品包装向けが1万6,944tで前年を3.6%上回ったことによる。2月は0.2%減であったが、3月に入ってからは同フィルム各社が相次いで値上げを表明したため前倒しの注文が増えていた。 一方のCPPの出荷数量は1万3,612tで前年を2.8%上回った。OPP同様に主力の食品包装向けが2.1%増と好調であったことが大きい。うち食品包装向けは3ヶ月連続の前年同月超えとなった。この場合も前倒し需要がかなりの部分を占めていると見られている。 両品種トータルの3月の出荷量は3万7,602tで前年同月を3.0%上回っている。食品包装向けは2万8,525tで3.0%増となっている。 この結果、1〜3月期の出荷量はOPPが6万2,677t、CPPが3万6,122tとなった。前年同期に対比するとOPPは1.1%増、CPPは1.7%増ということになる。合計は9万8,799tで前年同期を1.3%上回っている。食品包装向けは7万4,067tで1.8%増となっている。 |