2004年04月23日
昭電、シンガポールの研究所と次世代ハードディスク共同研究
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:昭和電工

 
 昭和電工(大橋光夫社長、以下SDK)は23日、シンガポール科学技術研究庁所属の「データ ストレージ インスティチュート」(DSI)との間で、次世代ハードディスクの共同研究開発について、基本契約を締結したと発表した。今後3年間にわたり、同契約に基づく共同研究プロジェクトを実施する。

 SDKとその子会社、昭和電工HDシンガポール(SHDS)は、今後、3年から5年の間に新たに必要とされるハードディスクの技術開発に関して、DSIと共同研究を行う。この研究を通じて、SHDSの事業を支える研究者や技術者の養成もあわせて実施する。

 DSIは、シンガポールの成長産業であるハードディスク事業を育成するため、1998年からハードディスクの研究開発プログラムを開始しており、とくに長手(水平磁気)方式と垂直磁気方式のハードディスクに使用される、次世代の磁気薄膜技術の開発を行っている。DSIとSDKは、従来から工程の改善などで協力関係にあったが、今回の契約で、相互に利益のある高付加価値品の開発についても協力していくことになった。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=2066