2004年04月23日 |
旭化成ケミカルズ、スチレンモノマー来月から10円値上げ |
【カテゴリー】:市況 【関連企業・団体】:旭化成、旭化成ケミカルズ |
旭化成ケミカルズは23日、年初からの原油価格の高騰によって、スチレンモノマー(SM)をめぐる事業環境が悪化したため、5月6日出荷分からキログラム当り10円の価格改定を実施すると発表した。 原油価格は今年初から高騰が続いており、これに伴って国産ナフサ価格も上昇が予想されている。さらに米国のベンゼン価格がこの第2四半期には大幅な上昇局面にあり、すでに日本及びアジアのベンゼン価格は急騰しつつある。 一方、中国では今年1〜2月のSM輸入量が50万トンと増加、2004年1年間の輸入量は昨年の260万トンを大きく上回って300万トンに達すると想定されている。米国品のアジア向け輸出の減少もあって、アジア市場を中心にSMの需給バランスは当分タイト状態が続くと見られている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=2069 |