2004年04月26日 |
宇部興産「メチルエチルケトオキシム」新設備本格稼動へ |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:宇部興産 |
宇部興産は26日、宇部ケミカル工場内に建設中だった、MEKO(メチルエチルケトオキシム)年産5,000トン新設備が昨年11月に完成し、大手塗料メーカーなどユーザーの品質評価を得て、このほど本格稼動体制に入ったと発表した。同社は1979年からMEKOの製造を行っており、有力なファインケミカル製品群の1つとなっている。 塗料の皮張り防止剤のほか、最近では自動車のカチオン電着塗料や、ポリウレタンプレポリマーのイソシアネートブロッキング剤、またシリコーンシーラント硬化剤原料としても需要が増加している。このため、これら好調な自動車メーカー向けを中心に、内外需要の増加に対応していく。 同社は、これまで堺工場(年産3,000トン) でMEKOを生産していたが、増設余力がないいため、宇部ケミカル工場内に設備を新設した。 新設備の特徴は、ドラム充填だけでなく、ISOコンテナの充填・出荷が可能な設備を併設し、生産と物流両面で効率化が図れるなどの点にあり、今後の需要の伸びによっては手直し増産も可能。このため堺工場の旧設備は休止する。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/0426ube.pdf |