2004年04月27日 |
中国南通市が日本企業誘致の説明会、5月18日 |
化学、医薬、プラント、機械、自動車部品に重点 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:帝人、東レ、富士通、三菱レイヨン |
中国江蘇省の南通市は5月18日午後2時から東京・紀尾井町のホテルニューオータニで同市投資環境説明会を行う。南通市政府と経済技術開発区管理委員会が主催し、日本国際貿易促進会が協力する。問い合わせは国貿促TEL03-3506-8275。参加費無料、要登録。 訪日代表団のメンバーは袁静波南通市副市長、陳徳新経済技術開発区管理委員会主任ら10人。同市の開発区は国家級。市は長江(揚子江)の河口西岸にあり黄海に面している。 市は3区4市2県を管轄。総面積8,001平方キロメートル、人口778万人、うち市街区面積は355平方キロメートル、人口83万人で2003年のGDPは対前年比13.4%増の1,006億元(1元は約13円)、対外貿易輸出額は同29.8%増の33億ドル、輸入は同37.7%増の18.8億ドルだった。 外資の投資は同145%増の906件、契約ベースで同267%増の23億ドル、累計は3325件、契約ベースで62億ドル、実際投資は33億ドルとなっている。このうち日本からの投資は626件、実際投資額は12億ドル、国・地域別では第1位を占めている。 主な投資は東レ、帝人、三菱レイヨン、大日本インキ、王子製紙、富士通、新日本製鐵、川崎重工業など。王子製紙は18億ドルを投入し、単独投資で中国第1位。 同市は化学工業・医療、プラント製造・機械・金型、電子・自動車部品などの分野に重点を置く方針である。 同市の経済技術開発区は1984年に国務院から14沿海開放都市の1つに指定された。20年の歴史をもち、現在では輸出加工区、中国揚子江国際化学繊維工業団地、揚子江国際化学系新材料工業団地、電子工業団地、精密金型工業団地などがそれぞれ形成されている。 |