2004年04月27日
経産省「化学品の分類と表示」世界システム(GHS)ウエブサイト掲載
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:環境省、経済産業省、厚生労働省、日本化学工業協会

 経産省は27日、「化学品の分類と表示に関する世界調和システム」(GHS)の本文仮訳が完成したため、同省ウエブサイトに掲載したと発表した。化学物質の危険有害性は、現在、先進各国の間ではラベル表示や安全データシートなどによって伝えられているが、国によって指針や規制内容が異なる上、こうした規制のない国も多いのが実情。

 このため国連では長年かけて「国際的に調和された分類及び表示方法」を検討し、2003年7月、ようやくこれに関する「世界調和システム」(GHS)を理事会で採択した。完全実施目標を2008年に置いている。
 
 わが国では外務省、厚生労働省、経済産業省、環境省など7省庁と、日本化学工業協会(オブザーバー会員)で構成する関係省庁連絡会議が、ぼう大・複雑な本文の翻訳作業を行ってきた。わが国としては、今後この「GHS」と、現在日化協が中心となって実施しているラベル表示やデータシート、MSDSとの整合性をどう図っていくかの検討を行っていく方針。
 
 経産省のウエブサイト:URLは下記の通り。
 http://www.meti.go.jp/policy/chemical_management/kokusai/GHS/index.htm


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/0472keisansyo.tif