2001年11月14日 |
BASFジャパン、「生分解性プラ」日本市場開拓本格化 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:BASF |
BASFジャパンはこのほど、ドイツのBASF本社が開発した生分解性プラスチック「エコフレックス」(商品名)を、日本市場でも本格展開することにし、輸入販売を開始した。当面年間600トンの販売を目ざしている 「エコフレックス」は、1.4ブタン-ジオールとジカルボン酸(アジピン酸およびテレフタル酸)を組み合わせた化学合成系プラスチックで、引き裂き強度、柔軟性、耐水性などLDPE(低密度ポリエチレン)並みのすぐれた特性をもっている。 このため農業用フィルム分野を中心に市場開拓していくが、他のグリーンプラとのブレンドも可能なので、“硬いが脆い”などの性質をもった他樹脂とブレンドし、新規用途を拡げていくことも検討していく方針。 同社の成尾友良社長は「日本の生分解性プラスチック市場の将来は大きく期待できる。コストがどこまで下げられるかがポイントだが、当面1~2年以内に600トン、4~5年後には2,000トンの販売を目標にしている」と拡大に強い意欲を示した。 |