2004年05月14日
SMの生産も4月は定修の影響で前年比大幅減
国内向け出荷もPSメ−カーの定修で前年割れ
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本スチレン工業会

 日本スチレン工業会が14日に集計したところによると、SM(スチレンモノマー)の4月の生産量は22万2,082t、出荷量は26万6,413tとなった。前年同月に比べると生産は14%減、出荷は1%増ということになる。
 
 生産が大幅に前年を下回ったのは、前年同月にわずか1工場だけであった定修・運休工場が今年4月は3社6工場に増えたため。
 一方の出荷の中では、輸出が引き続き好調で前年を17%上回って10万6,588tとなっている点が注目される。これで7ヶ月連続の10万t超えとなった。
 反面、国内向けは8%減の15万9,825tにとどまった。これには、最大の消費先であるPS業界生産量が定修の集中で大幅に縮小したことが大きく影響している。
月末在庫は6万3,344tで前年同月を33%下回っている。02年11月いらいの低水準となった。