2001年11月13日 |
PSの10月の出荷、前年同月の86% |
SMは輸出の拡大で101%に |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:日本スチレン工業会 |
日本スチレン工業会が13日に集計したところによると、PS(ポリスチレン)の10月の出荷数量は前年同月比86%の8万7,401トンとなった。うち内需は同89%の7万6,982トン、輸出は同70%の1万419トンとなっている。 内需は、いずれの需要分野も前年同月の実績を割り込んでいる。中でも、電機・工業用の落ち込みが特に目立つ。電機・工業用は同76%の1万5,329トンである。他の分野も包装用が同94%の2万9,493トン、雑貨・産業用が同94%の1万4,390トン、FS用が同90%の1万7,770トン--といずれも前年を下回っている。 一方の生産は同82%の8万3,162トンで、総出荷数量を大幅に下回った。月末在庫は11万8,929トンで、前月の12万3,178トンをさらに下回るかたちとなった。 また、SM(スチレンモノマー)の10月の出荷数量は同101%の25万4,419トンとわずかながらも前年を上回った。これは、内需が同82%の16万1,521トンと不振であった反面、輸出が同170%の9万2,898トンと好調であったことによる。 内需の中では、最大消費分野のGP・HI向けが同81%の8万1,726トンにとどまっている点が目を引く。AS向けだけが前年同月の横並びで、他の分野は全てマイナス成長となっている。 対する生産量は同99%の24万8,894トンで、この場合も出荷数量を下回った。月末在庫は同103%、前月比94%の7万5,364トンとなっている。 |