2004年05月14日
大日本インキ化学・3月期大幅増益決算
【カテゴリー】:人事/決算
【関連企業・団体】:大日本インキ化学工業

 大日本インキ化学工業は14日、2004年3月期の決算と概要説明を行った。奥村晃三社長は、「基本戦略として取り組んできた(1)コストダウン施策(2)成長地域での需要取り込み(3)市場要請に対応した高収益製品の開発(4)次世代製品・事業の早期戦略化、の4つの重点施策が着実に成果を上げ、当初計画を上回る業績が確保できた」と述べた。
 
 生産拠点のグローバルな統廃合や、タイ、シンガポール、中国などへの投資拡大を図った。販売面ではとくにIT関連、環境対応型製品の売上げが好調だった。
 
 2004年度は引き続きこの基本戦略を軸に、とくに「営業キャッシュフローの増加と財務体質の改善」を図る方針。懸案だったライヒホールド、サンケミカル両社の再建計画が03年度中に終了し、04年度には黒字化のめどがついたこともあり、業績はさらに向上すると見ている。
 
【大日本インキ化学・3月期(連結)業績】単位:百万円(カッコ内は前年比%)

◇売上高     974,763(1.3)
◇営業利益     43,824(9.1)
◇経常利益     31,430(54.0)
◇当期純利益    6,353(163.4)
◇1株当り純利益  7.75円(2.79円)
◇ROA     3.1(1.9)
(連結子会社数:222社)

【2005年3月期通期の業績(連結)予想】
◇売上高   960,000
◇経常利益   40,000
◇当期純利益  10,000
◇1株当たり予想純利益(通期) 12円35銭


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/0514dic.tif