2004年05月14日
中西日化協会長「3課題に取組み、ある程度の成果」
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:三井化学

26日の定時総会で会長任期が満了となる、日化協の中西宏幸会長(三井化学社長)は14日記者会見し「2年前の就任当時(1)化学物質の環境・安全対策の推進(2)中国との官民対話実現(3)化学関連団体の連携強化と再編、の3っを課題にあげたが、それぞれある程度の成果はあがったと思う」など、感想を語った。
 
 同会長は「化学物質の環境や安全管理対策は、各企業の積極的なレスポンシブル・ケア活動への取り組みもあって、一般社会の業界に対する認識が深まり、ある程度の評価が得られたように思う。中国との官民対話もこれまでに2回行い、ダンピングや環境問題などについて話合ってきた。次回は北京で開催されるが、相互理解はずい分深まった」と述べた。
 
 また、化学団体の連携・再編については「昨年、8団体による事務所の統合・移転が実現した。さらに18団体が参加して再編協議会が発足し、引き続き共通問題への対応など、情報交換を行っていくことになっている。私としては手ごたえのある仕事だった」と満足そうな表情を見せた。