2004年05月18日
PSPの出荷、4月は前年を5.9%下回る
ロールトレーの不振が響く、ラミ丼は順調
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:発泡スチレンシート工業会

 発泡スチレンシート工業会が18日に集計したところによると、同シート(PSP)の4月の総出荷数量は9,950トンとなった。前年同月の実績を5.9%下回っている。昨年6月以降14ヶ月連続の前年同月割れとなった。
 
 品種別の実績は、ロールトレーが4,320トンで9.8%減、ロ−ル一般が1,960トンで1.0%減、ラミネート丼用が2,760トンで5.3%増、ラミネート一般用が910トンで22.9%減--となっている。ラミネート丼用は引き続き順調な伸びを遂げたものの、最大消費品種のロールトレーが9.8%もの減少となったのが大きく響いている。
 
 これに伴う昨年5月から今年4月までの1年間の総出荷数量は11万8,830トンとなった。前年同期の実績を1.9%下回っている。うちロールトレーは5万1,290トンで1.5%減、ロール一般は2万4,130トンで2.4%減、ラミネート丼用は3万1,890トンで2.4%増、ラミネート一般用は1万1,520トン22.9%減となっている。ラミネート一般用とロールトレーの不振をラミネート丼用の伸びでカバーし切れないできている。