2004年05月20日
タカラバイオ、フコイダン・オリゴ糖の経口投与で血栓形成抑制
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:タカラバイオ

 タカラバイオ(加藤郁之進社長)は20日、カナダのサスカチュアン大学動物医化学部のヒーバート教授との共同研究により、ガゴメコンブのフコイダンを低分子化させたフコイダン・オリゴ糖を、ラットに経口投与することによって血栓形成が抑制されることを発見したと発表した。
 
 経口投与されたフコイダン・オリゴ糖は同社のバイオ研究所が海洋性細菌から発見したF-フコイダン分解酵素を用いて製造した。

 日本人の死亡原因の約1/3を占める虚血性心疾患と脳血管障害では、動脈硬化などを基盤に発生する血栓症によって引き起こされる疾患が大部分を占めている。詳細は6月17日から北海道で開催される第7回マリンバイオテクノロジー学会で発表する。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/0520takarabio.doc