2004年05月21日

宇部興産、セメント工場内に「廃木材チップ燃料化設備」完成

【カテゴリー】：環境/安全 【関連企業・団体】：宇部興産

宇部興産は21日、宇部セメント工場内に「廃木材チップ燃料化設備」が完成し、本格稼動に入ったと発表した。林野庁の補助事業「木質バイオマス利活用施設整備特別対策事業」として実施したもので、処理能力は年間約45,000トン。自家発電設備で使用する燃料の20〜25％を置き換える。 　 　設備は同工場内に設置した「廃木材破砕設備」と、伊佐セメント工場内の「発電用ボイラへの投入設備」からなり、山口県内及び県外で発生する間伐材や建設廃材を破砕設備でチップ化したあと、同社の専用道路を軽油して伊佐セメント工場で発電用ボイラに投入する。 　 　宇部興産では現在、セメント3工場（宇部、伊佐、苅田）で年間300万トン以上の廃棄物を受け入れ、石炭に代る燃料として利用している。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/0521ube.tif