2004年05月21日
セイコーエプソン、高温ポリシリコンTFT液晶パネル、200万枚
フロントプロジェクター、大型液晶プロジェクションが伸びる
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:セイコーエプソン

 セイコーエプソンは、高温ポリシリコンTFT液晶パネル(HTPS=ハイテンパラキュア ポリシリコンTFT)の出荷がこの4月末で累計200万枚(台)を越えたことを明らかにした。

 HTPSはホーム用フロントプロジェクター、大型液晶プロジェクションなどのコンシューマー市場を対象にしている。同社では5月から最新技術のD4(第4世代)テクノロジーを採用したHTPS3機種の量産も開始。さらなるラインアップの拡充を図りたいとしている。

 同社は昨年末までにフロントプロジェクター24万台、大型液晶プロジェクション67万台を出荷、データプロジェクターの220万台(ライトバブル市場向け)とあわせ累計311万台に達した。

 データプロジェクター向けのライトバブル市場では業界シェアが約55%でナンバーワンになっていたが、コンシューマー市場でも46%に達したとみている。

 同社はホーム用フロントプロジェクターでは昨年末までの累計からわずか4カ月で出荷が倍増したことになるが、◇0.5型SVGA(有効画素数800×600、画素ピッチ14μm、画面サイズ<対角>1.4〓)◇0.8型×GA(同1024×763、同15.5μm、同2.0〓)◇1.0型×GA(同同、同19.5μm、同2.5〓)などのD4テクノロジーをラインアップしたことにより、さらに市場が拡大すると見ている。
 
 とくに企業のプレゼンテーション、文教用などの増大を見込んでいる。(この件の担当はTel:042-587-5447)