2004年05月26日 |
日化協・大橋新会長会見「化学工業のプレゼンス高めたい」 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:旭硝子、昭和電工、ダイセル化学、大日本インキ化学工業、三井化学、三菱化学 |
日化協は26日の第13回通常総会で役員改選を行い、中西宏幸会長(三井化学社長)の後任会長に大橋光夫昭和電工社長、副会長に冨澤龍一三菱化学社長、石津進也旭硝子取締役会議長、奥村晃三大日本インキ化学工業社長、小川大介ダイセル化学工業社長の4氏を選出した。 大橋新会長は記者会見で、「日本の化学工業の発展と、国際的地位向上に力を入れていきたい」など、要旨次のとおり抱負を語った。 (1)世界における日本の国としての地位、評価が落ちてきたという問題意識をかねがねもっている。化学工業も同じで課題は3っある。1つは環境・安全問題への取組みで、これは、われわれの使命だ。世界各国の関係団体と連携し、情報交換や対策などを世界規模で推進していく必要がある。欧州のREACH、地球温暖化対策、レスポンシブル・ケアなど課題は多い。 (2)国内では昨年、化学8団体のオフィスビル統合が実現した。さらに再編を進めるための協議会も発足し、第1回WGも開かれた。各団体にはそれぞれの歴史があり、一気にとはいかないにしても、業務内容の効率化や機能統合は重要なので、さらに再編が進捗するよう努力したい。 (3)3っめの課題は、日本の化学工業のプレゼンスを、国内外に高めていくことだ。国内では環境問題を含めて、各企業がきちんと対応していく。海外ではアジアだ。21世紀のアジアは世界の成長センターといわれている。日本はアジアの中核として、リーダーシップを発揮し、アジアの発展に貢献していかなければいけない。世界の一員として、欧米との3極体制づくりを仕上げていきたい。 |