2004年05月27日 |
昭和電工、コンデンサの特許権侵害で独・ベーア社を提訴 |
デュッセルドルフ地裁へ行為差止めと損害賠償を請求 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:昭和電工 |
昭和電工(大橋光夫社長)は27日、Behr GmbH & Co. KG(本社:独・シュツットガルト=ベーア社)を相手取り、特許権侵害行為の差止めと損害賠償を求めて、ドイツ連邦デュッセルドルフ地裁に25日付で提訴したと発表した。 昭電は、熱交換器事業の一環として、自動車用エアコンに搭載されるコンデンサー(冷媒凝縮器)を製造、販売しており、主要特許権を保有している。 一方、ベーア社もコンデンサを製造、販売しているが、昭電の特許権に抵触すると考えられる製品があるため、昨年6月から、同社と交渉してきた。 しかし、その後一年近く経った現在でも、ベーア社からは何ら満足できる回答が得られず、当事者間の協議では解決困難と判断し司法手続きによって解決を図ることにした。 【昭和電工の特許権】 ◇欧州特許 : EP0359358B2 (ドイツ特許:DE68926202T3) ◇発明の名称: A Condenser ◇発明の概要: 冷媒の凝縮(ガスから液化)過程で、冷媒が通過するチューブ本数を最適設計したことにより、熱交換効率の向上および熱交換器の小型化を実現する独自開発技術。 ◇提訴の内容: 特許権侵害行為差止及び損害賠償請求 ◇裁判所 : ドイツ連邦デュッセルドルフ地方裁判所 ◇被告 : Behr GmbH & Co. KG ◇原告 : 昭和電工 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/0527sdk.doc |