2001年11月12日 |
帝人・長島氏、「中期計画仕上げに全力つくす」 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:帝人 |
帝人社長に就任する長島徹常務は、12日の会見で「バトンタッチを言われたのは11月3日アドバイザリー・ボードの夕食会の後だった。6月に常務に就任したばかりだし、突然なので言葉が出なかった」と語ったあと「昨年スタートした中期計画という基本路線がある。7合目まで達成されているので残りの3合を全力でかけ登っていきたい。明るく元気な会社にしたい」「会社内部のことは経営企画室長のときから勉強してきたつもりだ。ROAやキャシュフローの達成、事業の選択と集中など、これまでに確立してきた基本路線を守る」「帝人は以前にくらべると意識改革が進み、新しいことにもチャレンジできるようになった。グローバリゼーションに対応していくシステムもできている」などと抱負を語った。 また、質問にこたえて懸案となているフイルム事業の再構築問題について「年内にも米国の古い設備2系列と英国の1系列、オランダの会社の閉鎖をきめたい。従業員も米国の20%につづいて欧州でも15%削減したい。設備は廃棄しても他の設備の生産量が上げられるので、生産量そのものはおとさないようにやっていくつもりだ」と語った。 |