2004年05月28日 |
プラ協新会長に蛭田史郎・旭化成社長が就任 |
最適リサイクル手法の推進などに意欲示す |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:旭化成、トクヤマ、三菱化学、三菱樹脂、プラスチック処理促進協会 |
プラスチック処理促進協会は28日に開催した定時総会で、任期満了の正野寛治会長(三菱化学会長)の後任に蛭田史郎・旭化成社長を選出した。また、副会長には中原茂明・トクヤマ社長と神尾章・三菱樹脂社長を選出した。任期はいずれも2年。 蛭田新会長は総会終了後に記者会見し、「最適リサイクル手法の推進、内外の関係団体との連携強化、より開かれた広報活動の展開などで循環型経済社会の実現にプラ協が大きく寄与していくよう微力を尽くしたい」と力強く抱負を述べた。 同会長の発言概要は以下の通り。 ○様々な分野から様々な形態で排出される廃プラスチックの再資源化に当たっては、それぞれの状態に照らして材料リサイクルのみならずケミカルリサイクルやサーマルリサイクルなども十分視野に入れて最適のリサイクル手法を選択していくことが大切だ。このための評価方法として当協会では環境負荷と経済的観点の両方から分析する「エコ効率分析」に開発に着手している。こうした手法に基づく客観的な分析による最適リサイクル手法の推進は、当協会の当面の重要課題の一つと言える。 ○もう一つの重要テーマは、国内外の関連諸団体との連携をより密にして強力に問題の解決を図っていくことだ。昨年11月に国内の化学8団体が同一のビルに集結してこれまで以上に相互の情報交換が活発になっている。これからもこの強みをフルに生かして国際的により大きな成果を上げていくようにしたい。 ○さらに言えば、一般社会との意思の疎通をこれまで以上にきめ細かく実現していくことも重要と考えている。インターネットを活用して、より積極的で開かれた広報活動を展開していきたい。ついては、従来の小学生向けに加えて中学生も対象としたプラスチック関係の環境教育資料をホームページで紹介するなどの活動も展開していくようにしたい。 |