2004年06月02日 |
チバ・スペシャルティ、新世代ゴム用オゾン劣化防止剤を本格投入 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:チバ・スペシャルティ・ケミカルズ |
チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(本社:東京都港区・大阪市淀川区、田中正孝社長)は2日、ゴム製品の酸化や劣化を防止する、新世代のオゾン劣化防止剤CibaIRGAZONE997(チバ イルガゾーン997) について、化審法への登録が完了したため、日本市場での販売活動を本格化すると発表した。 同製品は、ゴム用の添加剤で、新規アミン系オゾン劣化防止剤、酸化防止剤および動的疲労の改質に使用されている。移行性が低く、接触している面への汚染や変色がない。また、水に対して不溶で、酸性溶液への抽出もほとんどありません。 こうした特徴から、ドイツの連邦リスク評価研究所の勧告に基づき、食品接触用途のゴム製品への使用認可を取得、現在、米国でも食品接触用途の認可を申請中である。 主な用途として、ホース、パッキン、ガスケット、コンベアベルトなどのほか、長期耐熱性にも優れるため、自動車用エンジンマウントやワイパーブレードにも最適という。日本では、特に市場の大きい自動車用部品や工業用部品の分野で、問題となっている汚染性や抽出性の解決策として期待している。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=2238 |