2004年06月07日
5月のエチレン生産量、前年同月の8.6%増に
平均稼動率、99.4%にアップ
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:丸善石油化学、三菱化学、経済産業省

 経済産業省製造産業局がエチレンセンター11社の速報を集計したところによると、5月のエチレン生産量は11社合計で63万2,000トンとなった。前月の実績を7.9%、前年同月を8.6%それぞれ上回っている。

 定修による運休プラントは、三菱化学・鹿島の年産37万5,000トン設備と丸善石油化学・千葉の同48万トン装置の計2基であった。

 稼動プラントの平均操業率は99.4%となっている。前月に比べると1.5ポイント、前年同月に対しては5.2ポイントのアップとなる。各種誘導品の内外の需要の拡大に対応して多くのセンターが稼働率を大幅に引き上げたことが浮き彫りになっている。

 総生産量が前月を7.9%上回ったのは、稼動日数が4月より1日多かったのに加えて全体の稼働率がアップしたため。前月同月を8.6%上回った主たる要因も稼動率の大幅アップにあると見られる。

 この結果、今年1月から5月までの累計は317万6,400トンとなった。前年同期の実績を2.5%上回っている。