2004年06月18日
EPSの出荷、5月は再び前年を下回る
1〜5月累計はかろうじて前年超え
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:発泡スチレン工業会

 発泡スチレン工業会が17日に集計したところによると、発泡スチレンビーズ(EPS)の5月の総出荷数量は1万4,700トンとなった。前年同月を3.0%下回っている。前月の出荷量は前の年を7.6%上回って3ヶ月振りの前年同月超えとなったが、5月は再び前年割れに戻った。
 
 5月の出荷の落ち込みは、最大消費分野の水産向け(魚箱)が6.2%減と不振であったことによるところが大きい。その他成型品向けは4.4%増で3ヶ月連続の前年同月超えとなり、ブロック向けも2.4%増となって5ヶ月連続して前年同月を上回ったが、水産向けの減少をカバーできなかった。
 
 この結果、1月から5月までの主家の累計は7万5,027トンとなった。前年同期の実績を0.9%上回っている。主力の水産向けの若干の落ち込みをその他成型品向けとブロック向けで補っている。
 EPSの5月の出荷と1〜5月の累計は以下の通り。単位はトン。かっこ内は前年比。
 ▽水産 7,273( 93.8%) 36,496( 99.3%)
 ▽農業 1,232( 94.0%) 6,329( 96.8%)
 ▽他成型品 2,910(104.4%) 14,630(101.3%)
 ▽家電 1,563( 95.8%) 7,902( 95.5%)
 ▽ブロック 1,606(102.4%) 8,862(114.7%)
 ▽ネダ 106(132.5%) 764(142.3%)
 ▽一枚焼き 10( 41.7%) 44( 62.9%)
 合計 14,700( 97.0%) 75,027(100.9%)