2001年11月09日 |
旭化成、「アサフレックス」増強でラベル用など拡大 |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:旭化成 |
旭化成は特殊透明樹脂「アサフレックス」の成形スピードをアップする品質改良を行い、このほど発売した。 同社はアサフレックスの需要がペットボトルのラベル用や食品のケース、コップ用などに急増しているため川崎工場の年産3万トン設備を来年夏までに5万トン増強する工事を進めているが、アサフレックスの耐熱性などの性能を高めることによって一層の市場拡大をはかりたいとしている。 アサフレックスはスチレンとブタジエンの共重合体で透明性や耐衝撃性にすぐれ、また低ゲル性能がよいため成形が容易といった特徴がある。旭化成のほかに電気化学も「クリアレン」の商標で生産、販売しているが同社も千葉工場の設備能力を4万5,000トンに倍増中(来年夏完成予定)で、両社の共重合体がヒット商品になっている。 アサフレックスはまずシート、フィルムに加工される。ペットボトルのラベルにした場合、ペットボトルの胴部分に巻く形でシュリンク加工するが透明性にすぐれているためボトルとの違和感がない。またボトルを回収してラベルを剥離する際、スムーズに処理できる。 旭化成としてはアサフレックスが汎用ポリスチレンの3倍近い1キログラム300円程度で販売できるため、同社の目玉商品に育てる方針である。 アサフレックスの用途別をみるとラベル用は全体の約20%。同社ではこの比率を増大したいとしている。 また、成形スピードの性能をアップしたアサフレックスの開発によって、単位時間当たりの加工能力がふえるため生産率が高まるという。 アサフレックスの透明性は汎用ポリスチレンに近い。成形性については成形温度を上げてもブタジエンが劣化せず生産性が向上するという特徴がある。 |