2004年06月23日
三菱樹脂、浅井工場内に第三フィルム工場を建設
共押出多層フィルム等の高機能製品の生産を開始
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:三菱樹脂

 三菱樹脂は23日、滋賀県東浅井郡の同社浅井工場内に第三フィルム工場を建設して操業を開始したと発表した。所要資金は約10億円。
 
 今回完成した工場は、この4月にスタートした連結経営中期計画の主眼である高機能・高付加価値フィルムや電子機能材料ビジネスの思い切った充実・強化戦略の実現拠点のひとつとすべく建設されたもの。フィルム・シートに関する同社のコア技術である高分子材料設計技術、多層化・複合化技術、延伸配向技術など最新加工技術を集約した開発志向型の設備が揃っている点が大きな特徴。
 当面は、深絞り成形性やガスバリヤ性に優れた共押出多層フィルムを生産、次いで、植物系生分解シートや電子部品搬送用シートといった、導電性・制電性・光学特性に優れた高機能フィルム・シートを順次追加していく考え。