2004年06月24日
PSP製品の価格修正、問屋各社は基本的了承
続いて大手スーパーとの交渉がやま場に
【カテゴリー】:市況
【関連企業・団体】:なし

 発泡スチレンシート(PSP)による食品用トレーのメーカー各社が問屋筋と進めていた価格交渉がほぼ決着した。上げ幅は、取り引きの数量の多寡や品種によって異なるが、率にすると10%から12%の範囲内となったもよう。
 
 これに伴い、PSPトレーの価格修正問題の焦点は大手スーパーと問屋との話し合いの行方に移ることになる。スーパー各社も、原料PSならびにPSPの価格がナフサやベンゼンの急騰によって大幅に引き上げられている点は十分承知しているので、同トレーの値上げをあるていど受け入れざるを得ないとの考えに傾いている様子。しかし、上げ幅は極力縮小したいとの思いは当然のことながら強く、この数日が交渉の大きなやま場となりそう。