2004年06月24日 |
三井化学、メタロセン触媒による機能性PEワックス開発 10月から事業化 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:三井化学 |
三井化学は24日、メタロセン触媒による機能性ポリエチレンワックス(商標:エクセレックス)を開発、岩国大竹工場に年産9,000トン設備が完成したため、10月から事業化を開始すると発表した。 従来のチーグラー触媒を使用したポリエチレンワックスに比べて、低融点化、低分子量化、高硬度化のほか、反応性基付与が可能などの特徴があり、これまで以上に幅広い顧客ニーズに対応できる。 各種樹脂の成形性改良・改質剤、分散剤、オイル固化剤、精密鋳造材料、印刷・印字材料、土木建築材料などとして、用途をもっている。同社では、他の材料と組み合わせることによって、新たな用途開発が可能となる機能性ワックスとして期待している 既存のチーグラー法ポリエチレンワックス年産1万1,000トン、熱分解法によるポリエチレン・ポリプロピレンワックス同3,000トン設備と合わせて、ワックス全体の生産能力は、年産2万3,000トンとなる。 <事業化計画の概要> 製品:メタロセン触媒を用いた機能性ポリエチレンワックス 商標:エクセレックス(EXCEREX) 製造設備:岩国大竹工場内の設置 生産能力:9,000トン/年 技術:自社技術(メタロセン触媒) スケジュール:着工2004年2月 完工2004年6月 商業運転開始2004年10月 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/0624mitsuikagaku.pdf |