2004年07月01日
タカラバイオ、米NCIの遺伝子治療臨床試験にレトロネクチン供給
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:タカラバイオ

 タカラバイオ(加藤郁之進社長)は1日、米国国立がん研究所(NCI)外科部門長のスティーブン・ローゼンバーグ博士が実施する転移性の悪性黒色腫を対象としたT細胞受容体・遺伝子治療(TCR Gene Therapy)の臨床試験に、同社が開発したレトロネクチンRを供給すると発表した。
 
 TCR Gene Therapyは、黒色腫のがん抗原であるMART-1またはgp100を認識するT細胞受容体(TCR)遺伝子を患者のリンパ球に導入して、黒色腫(がん細胞)を消滅させるという新しいタイプの遺伝子治療で、同社は、この臨床試験で、がん患者のリンパ球にTCRの遺伝子を導入する際に必要な、患者約60人分のレトロネクチンRを有償で供給する。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/0701takarabio.doc