2001年11月08日 |
トクヤマ、自家発電所のボイラー更新、石炭に燃料転換 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:トクヤマ |
トクヤマは8日、徳山製造所(山口県徳山市)の中央発電所第8号ボイラーを更新することを決めたと発表した。現在の8号ボイラーはオイルショック後の1976年に建設されたもので、老朽化のため更新が必要とされていた。 8号ボイラーは現在燃料に特C重油(アスファルト)を使用しているが、需給状況の変化によるコストアップや今後のエネルギー情勢を考え石炭に転換する。 環境面では、特C重油より石炭の方が硫黄分が少ないため現状の排煙脱硫装置で十分対応でき、また、電気集塵装置は高性能の機種に更新するため、環境負荷はより改善されるという。 行政の承認を得しだい着工し、2003年5月の工事完成を予定。総建設費は、石炭受け入れ設備の拡充、環境改善投資等を含め約70億円。 なお、蒸気発生量については約5%減少して500トン/時となるが、発電能力は変更なく14万5,000KWを維持する。 <参考>トクヤマの現有自家発電能力 ボイラー 蒸気発生量(t/h) 燃 料 認可出力(KW) 5号 220 石炭 35,000 7号 260 特C重油 78,000 8号 530→500 特C重油 → 石炭 145,000 9号 530 石炭 125,000 東2号 580 石炭 145,000 計 528,000 |