2004年07月06日
呉羽化学、世界初・金属クリップレスのロケット包装体完成
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:クレハ

 呉羽化学工業は6日、クレハロンフィルム(塩化ビニリデンフィルム)だけで、アルミワイヤーによるクリップをしないで、ソーセージのロケット包装体が形成できる呉羽自動充填機「KAP3000型」を世界ではじめて完成したと発表した。

 従来、レトルトあるいはボイルで熱殺菌する魚肉や畜肉ソーセージは、充填時に両端をアルミワイヤーでクリップし包装していた。同社は、アルミワイヤーに代えて包装体と同材質のクレハロンテープをシール部の補強材として付加することで、金属を使わずに所定の耐圧を実現できる「KAP3000型」を開発した。
 
 この充填機を導入することにより、製造工程で金属検知器の使用が可能となる。また、廃棄時には金属とプラスチックの分別が不要になる。今後は、ソーセージ以外の用途にも大きく期待している。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/04706003.tif