2004年07月08日 |
旭化成ケミ、リチウムイオン電池用「ハイポア」設備増強 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:旭化成、旭化成ケミカルズ |
旭化成ケミカルズ(東京都千代田区、藤原健嗣社長)は8日、国内外の旺盛なIT・デジタル機器の需要に伴うリチウムイオン電池の需要増大に対応するため、2006年1月の稼動を目指し、滋賀県守山市のハイポア工場内に、所要資金約30億円で同電池用セパレータ「ハイポア」設備を年産3,600万平方メートル増強すると発表した。 昨年から建設工事中の増強設備は本年12月に稼動の予定で、今回の能力増強により、生産能力は2006年1月時点で年産9,400万平方メートルとなる。今後もさらに安定供給体制を整備し、トップメーカーとしての地位を固めていくとしている。 「ハイポア」はポリオレフィンを原料とした多孔質フィルムで、同社は今年12月に現在増強中の系列が稼動し、生産能力は現有年産4600万平方メートルから5800万平方メートルに拡大する。しかし、携帯電話、ノートブックパソコン、デジタルカメラ等のIT機器の成長に伴うリチウムイオン電池の拡大を受けて、セパレータ市場の一層の拡大が見込まれている。 【能力増強計画の概要】 ・工場立地:滋賀県守山市(旭化成ケミカルズハイポア工場) ・能力増強:3600万平方メートル/年(トータル:9400万平方メートル/年) ・稼動時期:2006年1月 ・投資額:約30億円 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/0708asahikasei.doc |