2004年07月12日 |
三菱化学と東海カーボン、カーボンブラック事業で提携へ |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:三菱化学 |
三菱化学と東海カーボン(東京都港区、大嶽史記夫社長)の両社は12日、共同出資会社を設立し、三菱化学のカーボンブラック事業(SBRカーボンマスターバッチを含む)を合弁新社に譲渡することについて、詳細検討を開始すると発表した。合弁新社の発足は2005年4月の予定。 三菱化学は、コークス製造時に得られるタール誘導品を主原料として、独自の技術でカーボンブラックを製造し、国内の自動車タイヤ向けを中心に事業展開してきた。しかし事業環境は厳しく、今後は輸入品を含めて一層の競争激化が予想されている。また、成長が見込まれる中国を中心としたアジア市場への積極的な展開も難しい状況にある。 このため、国内最大手の東海カーボンと提携し、生産・販売・技術面等でのシナジーを活かし競争力の強化を図ることにした。新会社の社名、資本金などは未定。出資構成は東海カーボン60%、三菱化学40%となる。年間売上げ規模は約200億円の見込み。 【新会社の概要(計画)】 (1)社 名 :未定 (2)発足時期 :平成17年4月1日 (3)本 社 :未定 (4)工 場 :黒崎(福岡県)、四日市(三重県) (5)社 長 :未定 (6)資本金 :未定 (7)出資比率 :東海カーボン 60%、三菱化学 40% (8)事業内容 :カーボンブラック(SBRカーボンマスターバッチを含む)の製造・販売・研究開発 (9)年間売上高 :約200億円 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=2367 |