2004年07月13日 |
三菱化学、アクリル酸エチルエステル価格「アジア市況」に連動へ |
【カテゴリー】:市況 【関連企業・団体】:三菱化学 |
三菱化学は13日、アクリル酸エチルエステルの国内向け販売価格について、15日出荷分から「アジア市況」に連動した値決め方式に移行させると発表した。 アクリル酸エチルエステルは、主に塗料や接着剤向けエマルジョンとして使われているが、同社は南アフリカ・サソール社と合弁の「サソール・ダイヤ・アクリレーツ」の新工場が完成し今年4月から製品出荷がはじまったため、国内需要家向けの供給は全量輸入品に切り替えた。 このため今後とも安定的に輸入を続けていくためには、日本国内の販売価格を「アジア市況」に連動させる必要があるとしている。同製品のアジア市況はこのところ上昇を続け現在トン当たり1,480ドル前後となっている。 国内市況はこれをかなり下回っており、今後アジア市況に連動させるためにはキロ当たり50円以上の引き上げが必要になると同社では説明している。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/0713mitsubishi2.tif |