2004年07月16日
L-LDPEの出荷、順調な伸び続ける
L-L化率は上期トータルで50.4%に
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 L-LDPE(直鎖状低密度ポリエチレン)の需要が内外ともに順調に拡大、今年上期(1〜6月)の総出荷数量は46万4,000トンとなった。前年同期は約44万4,000トンであったので、今年の伸び率はほぼ5%ということになる。HP-LDPEやHDPEを上回る成長率となっている。
 
 うち国内向けは40万7,700トンで4%増、輸出は5万6,500トンで7%増。全体のおよそ6割がC4コモノマーによる汎用品で占められている模様。最大消費分野はフィルム用で、全体に占める構成比は75%前後に達していると見られている。
 低密度ポリエチレン全体に占める構成比率(L-L化率)は、国内向け出荷も輸出も50.4%となっている。5年前の99年の年平均に比較すると5.1ポイント上がっている。フィルム分野を中心にL-L化が着実に進展しているといえる。